
注意喚起!目の届きにくい倉庫はこまめに確認しよう
家の中の荷物が増えすぎて収納スペースが不足するような時に、敷地内の余裕に倉庫を作る事がよくあります。しかし、倉庫に荷物を詰め込んだまま放置していると大変危険な事になってしまう時もあります。管理の目の届きにくい倉庫ですからこそ、こまめに様子を見る必要があります。
よくある火災原因の一つは倉庫への放火
消防署の講習においても「放火魔が防犯意識が低くなる倉庫への可燃物に火をつける事がある」と指導されます。倉庫にダンボールや雑誌などを詰め込んだまま、鍵をかけずに放置している状態は、実は相当に危険な状態です。もし、灯油など燃料も同じ場所に置いているならば危険度はより増す事になるでしょう。可燃物を放置して火災になってしまったというような事が発生した場合、自分だけではなく近所にも大きな迷惑をかける事になりますので注意が必要です。
恐怖!知らないうちに人が住んでいた?!
もう一つ怖い話として、久しぶりに倉庫の扉を開けると何者かが生活していた痕跡が見つかる事があります。どこから持ち込まれたかわからないブルーシートや古い新聞紙、ダンボールなどで寝泊まりした跡や、飲食したあとのゴミが散乱しているといった状況を目にしてしまうのです。最悪、タバコの捨て柄や室内でたき火をした跡が見つかる事すらあります。こういった「放置された倉庫」は思わぬ犯罪に使われる可能性もありますので注意が必要です。施錠がしっかりしていても、鍵が壊されたり別の場所から侵入されたりする事などがありますので、常日頃からこまめに様子を見に行くことが必要です。
倉庫の確認を習慣づけよう!
「しかし、目が届きにくくなるのは倉庫に立ち寄る用事がありませんから」と思わず呟いてしまう方も居るかもしれません。それなら、逆に立ち寄る用事を作ってしまう事で確認を習慣づける事ができます。例えば犬を飼っている方は散歩時に使用する「ペットの糞を持ち帰る為の袋」を倉庫で保管しておきますと、散歩のたびに倉庫の確認が出来る事でしょう。食品の買い出しに使うカートやエコバッグなども良いかもしれません。家を出る事が少ない方でも、電池などの消耗品の一部を倉庫で保管しますと、嫌でも確認が必要になります。
煩わしくない防犯手段は?
しかし、人の手による確認はどうしても面倒さがともなうものです。そういった時は、センサーライトが有効です。赤外線を使って、体温を感知した場合は自動的にライトがつきますので、離れた場所からでも異常を感知しやすくなります。夜間の倉庫に用事があるときにもセンサーライトはとても便利なので一石二鳥です。防犯カメラを設置する事に比べれば遙かに安くつきますので、お勧めの方法です。
物流とは企業から消費者へ商品を届けるすべての過程をいい、その名の通りモノの流れです。現在でも人の手による作業が数多くムリ・ムダ・ムラをなくす機械自動化の導入などが今後の改善ポイントのカギと言えます。