ネット上で自分のプライバシーを守るためには?


コンピューターウイルスの被害が拡大

コンピューターウイルスによる個人情報の流出が相次いでおり、いわゆる普通のネットユーザーにもリスクマネジメントが求められています。大企業や有名人だけがコンピューターウイルスのターゲットにされる時代ではなく、個人宅のパソコンも標的になっており、一度ネット上にプライベートな情報やデータが流失すると、物理的に回収する事は出来ません。実際に私的な動画やプライベートの姿を撮影した写真などが、ネット上に流出し、不特定多数の方々に見られるという事案が頻発しています。コンピューターウイルスの怖いところは、知らない間にパソコンに侵入し、ユーザーに無断でデータを外部へと送信する事です。クレジットカードやネットバンキングなどの重要な個人情報が無断で外部の第三者へ送信され、勝手にカードを使われたり不正アクセスをされる事案も頻発しており、セキュリティソフトの活用が推奨されています。

セキュリティソフトの活用が大切

セキュリティソフトをインストールする事で、外部から侵入するウイルスを上手く撃退出来ます。OSによっては最初から標準仕様のセキュリティソフトが入っています。ネットサーフィンをするだけでもウイルス感染のリスクが上がります。危険なプログラムを配布するサイトは、いわゆるごく普通のポータルサイトやブログなどに擬態しており、見た目では正規のサイトと区別する事が出来ません。またSNSやネット掲示板などに記載されたURLを無暗に押すのもウイルス感染のリスクです。リンク先に危険なプログラムを配布するサイトがあれば、誰でもいつでも感染する事になりますので、普段からセキュリティソフトは活用しておきましょう。オンラインスキャンや定期的なウイルスチェックなどの機能がオンになっておれば、万が一ウイルスやスパイウェアが侵入しそうになっても、水際で食い止められます。

SNS利用時にも注意は必要

SNSはカジュアルに使える意思疎通のツールですが、不特定多数の方々に自分のコメントが見られているという意識が大事です。投稿する側は、身近な友達や親しいネットユーザー向けにコメントを書いたつもりでも、実際は世界中の不特定多数の方々にコメント内容は見られます。そこに自分自身の本名や住所や職業、家族のプライバシーに関わる情報が入っていたら、不特定多数の方々に自ら個人情報を漏らす事になりかねません。残念な事ですが、SNSには個人情報を悪用しようと企む悪質なユーザーがいます。SNSを利用する際は常に注意力を持ち、自分や家族にかんする具体的な情報は書き込まないように気を付けましょう。

機密文書とは、企業や関係者以外に情報が漏えいすると不利益が生じる可能性がある極めて重要で秘密保持が必要な文書で、極秘文書や秘文書、社外秘文書などがあります。